さて、2020年のオリンピックも相俟ってか・・・いや、関係ないな・・・ここ数年、急速に多国籍化が進んでおります。
管理人のお客様でも日本人だけでなく、中国人・韓国人・ベトナム人・ブラジル人・パキスタン人・フィリピン人等々、多種多様な国々の方が家を購入されていきます。
お国柄によって考え方は異なるものの良い家に住みたい!という気持ちに変わりはないと思います。
当サイト、完全日本語で記載しております。恐らくグーグル翻訳等を利用しても専門用語などは上手く翻訳できていないと思われます。
では、なぜ、外国人向けのページをガッツリ日本語で作っているのか?
それはいくつか理由がありますが、外国人の方とは言っても、日本人の友達や知人はいると思います。そういった友人・知人の方に読んでいただき説明してもらいたいのです。
不動産売買の営業マンという立場から言わせてもらうと、外国人の方って自国民のウソかホントかわからない話・昔の話を通用すると思い込んで話してくるんです。まあ、日本人でもありますけど・・・
いやいや、マジですかそれ?とか、何年前の話ですかそれ?という話題が多々出てきて、我々が嘘をついている!という前提で話をしてくるので大変です。
そうなってくると話を進めるのに時間がかかって仕方ありません。よく外国人の方に言われる「ほかの不動産屋にいったらすごく冷たくあしらわれた」という話。この中に自分が原因のものも混ざってますよ!
キチンと話を聞いてくれなければ、日本人であろうが外国人であろうが我々も人間なのでめんどくせーってなりますよ。
と、話がずいぶん反れましたが、外国人の方の住宅ローンと言っても日本人のケースと大きく変わる点は少ないです。
まず、最も重要と言っても過言でないもの・・・それは永住権
なくても一応大丈夫な銀行は少しだけありますが、選択肢は劇的に少なくなります。
もう一点、気にしなくてはいけないこと・・・日本語の読み書き
永住権ほどの重要性はないですが、最低限、銀行の言ってることが理解できて、自分の住所と会社名・会社の住所くらいは日本語で書けること。が必要です。
その他の条件は原則として日本人の場合と同じです。書類のことで言えば、事前審査の書類に在留カードが追加されるくらいです。
さて、純粋に日本語が読めないという相談以外では日本人の友達がよく相談されるケースとしてはここではないでしょうか?
まず言っておきたいのが、最初から諦める必要はないがハードルは高い!という矛盾したアドバイスです。
まず、金利が高いところが多くなります。条件次第ではありますが、基本的に永住権のある人と同じ金利は出てこないです。
ただ、金融機関自体はいたって普通のところがほとんどです。まったく裏技でもなければ抜け道でもありません。ただ、インターネットで大々的に宣伝していないだけです。(宣伝すると多分、相談だけが多くなって業務に支障をきたすので)
さて、思いつく限りで永住権のない外国人の方が住宅ローンを組みやすい金融機関を列挙していきたいところですが・・・知らない金融機関もあると思いますし、中には取り扱いをやめてしまった金融機関も出てくると思います。と、いうわけで確実性は担保できませんので、その辺りはご了承ください。
三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行 要はメガバンクです。地銀・信金辺りは難しいと思います。フラット35もアウトです。この中でランク付けをするなら・・・
管理人個人の感想です。永住権自体はなくてもいいけど、永住許可がおりる要件が必要。などと言われるケースもあります。
また、出来るだけインターネットでの審査ではなく支店(店舗)窓口にアポイントを取って訪問することをお勧めします。
メガバンクで住宅ローンを組む場合、銀行によって若干条件の違いがあります。例えば、永住権がないとは言っても日本に上陸して5年以上経過している。とか、独身者はダメ(これって差別じゃ・・・?)、あと条件ではないですが、結婚して日本で子供を育てている(日本の学校に入学している)と永住性が認められやすくなります。
メガバンク以外で言うと、色々と諸条件がつきますが
・イオン銀行(配偶者が日本人又は日配の在留資格)
・スルガ銀行
・東京スター銀行
・新生銀行
・セゾンファンディックス(ノンバンク。金利が高い)
・協同住宅ローン株式会社(ノンバンク)
あとは、出身国によってはSBJ銀行(韓国系金融機関)・中国銀行等が検討の範囲に入ると思います。海外資本の銀行であれば他にもその国の出身者限定で永住権なしでも可能性はあります。(ちなみに、SBJ銀行は韓国人以外でもOKだそうです。)