住宅ローンの比較サイトについて

住宅ローンの比較サイトについて

よくある住宅ローンの比較サイトについて思うところを書いていこうと思います。

住宅ローンの比較サイトについて

当サイトも似たようなことはしておりますが、良くインターネット上にある住宅ローンの比較サイトについて思うところを書いていこうと思います。あくまで、啓発と言うか、せっかく当サイトを訪れてくれた人に失敗して欲しくないという思いで書くものであって、決して特定のサイトを攻撃する目的だったり、誹謗中傷するつもりではないことを申し添えておきます。

 

前置きが長くなりましたが、インターネットで『住宅ローン 比較』と検索していただくと色々なサイトにたどり着くと思います。それらのサイトを良く見比べていただくと、大体同じような金融機関が紹介されています。

 

住宅ローンについての解説など、一部サイトでは丁寧に作りこまれていて、私としても『勉強になるなぁ』と思いながら読むこともありますが、基本的には住宅ローンに詳しくない若しくは実務に携わっていない(それか特定の金融機関で働いていた等、知識の幅が狭い)人が小手先で調べただけ、それこそネットに乗っている情報を集約しただけの情報が掲載されていることが多いです。

 

残念ながら、それを見ても得るものは少ないでしょう。例えば、宅建業界に携わっているものとして、宅建士の資格を持っていますが、持っていれば誰でも同じレベルの知識がある。というわけではありません。
車の免許に置き換えて考えてもいいでしょう。ペーパードライバーもタクシーやトラックなど運転を生業としているプロと呼ばれる人も運転免許証という意味では同じです。(大型や特殊などの区分けはありますが)。

 

そういった意味でも住宅ローンの比較サイトをつくるのに免許は必要ありませんが、実務に携わっていない人のサイトは見ても参考になりにくいことがお分かりいただけると思います。
では、実際に住宅ローンの比較をするにはどうすればいいのか?本当の意味での比較サイトを作ることは可能なのか?について考えてみます。

 

本当の意味での住宅ローンの比較サイトを作ることは可能なのか?

その前に、なぜ、同じような金融機関ばかり紹介されているのか・・・ですが、これはずばり、アフィリエイトで稼ぐためです。

人のことは言えません。当サイトもアフィリエイトサイトです。サイト運営には時間もコストもかかります。無償でやるほど人間できていません。ただ、正直に嘘偽りなく説明するために、特定の金融機関のヨイショ記事は書きません。

表題に戻ります。管理人は本当の意味での住宅ローンの比較サイトを作ることはほぼ、不可能だと思っています。

 

理由を言いましょう。

銀行は全国に無数にある

これが唯一最大のネックです。
令和4年10月28日現在で、都市銀行が4行、信託銀行が14行、いわゆる地方銀行は102行その他ネット系の銀行や信用金庫・信用組合等が住宅ローン業界でしのぎを削っております。そんな無数にある金融機関の住宅ローンについてすべてを実務レベルで把握することは不可能です。金利だって、各銀行のキャンペーンだって定期的に変わるんです。
それを全部把握するのは神業としか言えません。

 

管理人も住宅ローンについて調べるとき
1、保証会社 2、プロパーの基準 3、審査金利 4、審査から実行までの期間 5、収入合算についての基準 6、事務手数料 7、団信の保険会社
くらいは聞きます。これがあって、最低レベルの実務知識だと思います。

 

また、銀行は基本的に住宅ローンの紹介にアフィリエイトサイトは使いません。何の儲けにもならない銀行の記事をまじめに書くとは思えません。本当に信じていいのか?と疑ってしまった時点でその比較サイトは万能ではなくなってしまいます。

 

いわゆるエリア特性についても考慮が必要です。
住宅ローンは店頭表示金利から優遇されることが通常です。この優遇幅も実はエリアによって変わります。一例をあげると愛知県では0.5%の金利提示を受けるレベルの人が岐阜県だと0.6%になる。というような話がごく当たり前にまかり通っています。
これも自分が活動しているエリアでなければ把握は困難でしょう。

 

実際に住宅ローンの比較をするにはどうすればいいのか?

では、一番知りたいであろう、【実際に住宅ローンの比較をするにはどうすればいいのか?】ですが、信頼できる不動産業者に相談する。自分の足で銀行をまわる。の2択です。特に前半でも後半でも、最低限の知識は自分で勉強することが必要です。

 

非常に言い方は悪いですが、自分で調べずに来店して相談してこられるお客様は不動産業者からみてカモです。そのカモをどう料理するか・・・という話になってしまいます。もちろん、まじめに丁寧に教えてくれる人もいるでしょう。でも、大なり小なり人間甘えが出てしまいます。ちゃんとやろうと思っている人であっても、カモだなぁと思ったお客様に説明漏れがあっても『まあ、いいか。』となってしまう危険性はありますので、自衛は必要ですよ。

 

と、いうことで住宅ローンの比較サイトを鵜呑みにせず、自分自身で調べることが重要ですよ。と言うお話でした。