超入門!住宅ローンのいろは

超入門!住宅ローンのいろは

とりあえず、家を買うには住宅ローン!
借り方、返し方これが意外と難題です

超入門!住宅ローンのいろは

地域性や購入する物件の値段によるとは思いますが、家を買う人のほとんどが住宅ローンを組むと思います。体感的には98%ってところですかね。キャッシュで家を買う人はこのページには用はありませんのですっ飛ばしてください。私を含む下々の苦労を知りたければお好きにどうぞ!

 

まず、住宅ローンを借りるにあたって何から考えますか?
@自分がいくら借りられるのか? A自分が月々払っていけるのはいくらか? B自分はいつまで働くのか? Cいくら借りたか、月々いくらの支払いになるのか?まあ基本的にはそんなところだと思いますが、その前に! 

 

そもそも住宅ローンは借りられるのか?


まずはここのアプローチから考える人もいるでしょう。そこからスタートを切りたいと思います。

 

 

住宅ローンの審査って誰がするの?

 まず、そもそものところですが、住宅ローンの審査って誰がしてると思います?

 

やっぱり【銀行】・・・じゃないんです。
そもそも住宅ローンの審査って銀行員がしないことが多いんですよ。

 

 

基本的に銀行はなるべくリスクを負いたくないので、保証会社というところを使います。分かりやすく言うとその保証会社が連帯保証人の役割をするんですね。で、銀行は保証会社を完全に信頼していますので、保証会社がOK!といえば、ほぼOK! つまり、住宅ローンの審査は保証会社がしています。といっても過言ではないんです。

 

だから、銀行員でも特に普通に支店で働いてる人って、住宅ローンについて詳しくない人も多いんです。ついでに言うと、不動産屋から見ると一般の支店で働いてる銀行員って「住宅ローンのことなんも知らねえな」ってレベルがほとんどです。っと、ちょっと脱線しました。

 

つまり何が言いたいかと言うと、住宅ローンは保証会社を攻略すればOKということです。

プロパーローンとか名前は違っても銀行が保証会社を通さずに貸すこともありますが、主流は保証会社なので、そちらで説明致します。

 

 

住宅ローンは誰に相談するのがベター?

 住宅ローンについては、保証会社を攻略すればOKということですが、保証会社と直接やり取りすることはできません。では、誰に相談するのが一番いいのか?ですが、銀行員または不動産会社・建築会社(ハウスメーカー)です。銀行員については、近くのお店とか会社に出入りしている銀行の担当者で・・・はダメです!
  どこの銀行も住宅ローンセンター(ローンプラザとか名称が異なる場合もありますが、要は住宅ローンを専門で取り扱っている部署)というところがありますので、そこの担当者です。

 

ちょっと愚痴も入りますが、中小企業にお勤めの方が会社に出入りしている銀行の担当者にお願いしたい。といわれるケースが結構あります。ありますが、慣れていないので、本当に手続きが遅い!遅いだけならまだしも、ローンセンターならとっくに結果が出ているタイミングで追加書類を求めてくるケースもあって辟易することが多々あります。

 

 また、不動産会社・建築会社(ハウスメーカー)については、言わずもがなですが、一つだけ注意点!不動産会社・建築会社(ハウスメーカー)の担当者は自分が使い慣れている銀行を勧めることもあります。より条件のいい銀行を探す。というよりは自分にとって使い勝手の良いところをお勧めするわけです。
 不動産会社・建築会社(ハウスメーカー)の担当者に銀行を紹介された場合、なぜその銀行なのか?ほかに候補はないのか?と突っ込んで質問してください。しどろもどろになるようであれば、その担当者は残念ながらあまり信用できないかもしれません。

 

 今の時代、インターネットで住宅ローンの仮審査ができるようになりました。自分の属性に自信がある人はネットで審査する方がいいと思いますが、ちょっとでも自信のない人は誰かに相談し、進めてくださいね。意外と銀行員や不動産会社・建築会社(ハウスメーカー)の担当者の腕で微妙なラインにいる人は当落が変わってきます。

 

 

住宅ローンの手続きの流れ

 住宅ローンの手続きについては、主に3段階あります。3段階目は本当に手続きだけで審査ではないですが、トータルの手続きとしては3段階ある。と覚えておいてください。

 

事前審査(仮審査)
文字通りの意味ですが、ここが意外と最難関です。とりあえず、いくら借りたいのか?購入にかかわる経費も含めて書面又はインターネットで申し込みます。

後述しますが、事前審査は個人信用情報をキチンと確認してくれるところに申し込みましょう。

 

本申込み(本審査)
事前審査を無事にクリアして、売買契約を結んだら本申込み(本審査)に入ります。ここでOKが出れば安心です。

 

金銭消費貸借契約
金消契約(きんしょうけいやく)と略すことが多いです。実際にお金を借りるための契約です。

 

ざっと書くとこんなところですが、記入する書類や準備する書類が多いので、結構な手間にはなります。

 

 

ネットバンクの注意点

不動産売買仲介をしているとよくお客さんからネットで審査してOKだった。と言われますが、ネット専属銀行は基本的に信用していません。特に楽〇銀行とかス〇ガとかですが、何故かと言うと事前審査の段階で個人信用情報を確認していない又は一部しか確認していないケースがあるんです。

 

そうするとどういうことが起こるかというと、審査が通ったから売買契約をする→契約後、本申し込みをしたら否決→契約解除。という最悪の事態です。仲介業者のみならず、売主様にも迷惑をかけることになります。

 

仲介会社としてはそういった事態を避けるために、「使わなくていいから、〇〇銀行でも一応審査してください。」と予防線を張ることになりますが、何も知らないお客さんからするとめんどくさいとか信用されてない!と思われてしまって、気まずくなってしまうんです。

 

ネット専属銀行で住宅ローンを組もうとお考えの方は、是非、そのあたりを覚えておいて頂いて、協力してくださいね。